【Vシェイプ】トップフィジーカーに聞いた!ウエストを細くする方法

 

どうすればウエストは細くなるの!?

ウエストを太くしないためにトップフィジーカーが行なっていることを紹介しよう。

先に断っておくが、ウエストを細くする方法はフィジーカーによってまったく異なる。
人によっては180度反対の意見や考え方ということもあるため、ひとつの意見として見ていただければ幸いだ。

 

トップフィジーカー達の意見

『BIG3を強くすることがウエストのコントロールにつながる』

山室修平選手
(2020 FWJ CRONOS CUP クラシックフィジーク 2位)

「自分の場合Vシェイプは腹筋(腹横筋)のコントロール、日常的な肋骨のコントロール、BIG3の高重量を扱う姿勢は大切にしています。
腹横筋と肋骨のコントロールに関しては共通点は結構あるので、合わせてコントロールできるようにすれば良いかと思います。
例えば人前でお腹の力を抜かずに常にウエストを細い状態をキープすることや、肋骨の可動域や呼吸の質が高いかなどですね。
またBIG3は全てにおいて体幹部の強さや安定が必要な種目ですのでここを強くすることが結果的に必要なウエストのコントロールにつながると考えています。」

 

『腹斜筋を鍛えてウエストを細く見せる』

金元悠司選手
(2020 マッスルゲート神戸 メンズフィジーク マスターズ +172cm 1位)

「私はウエストを細く見せる為に腹斜筋を鍛えてます。
そうすることによって、実際のウエストの太さより視覚的効果で細く見られたりしますので、腹斜筋を鍛えられる事をオススメしますね」

 

『腹筋のトレーニングは増量期であっても欠かさない』

村山拓真選手
(2021 FWJ NATIONAL PRO QUALIFIER メンズフィジーク CLASS A 優勝)

「特別ウエストは細い方ではないと思うのですが、僕は増量期やオフ期であっても腹回りのことは常に意識して、腹筋のトレーニングは欠かさないですね。上部、中部、下部、それから腹斜筋まで満遍なく鍛えるようにしています。
それとウエストシェイパーを愛用していて、減量期に入ると同時に日常的に使うようになりますね。
あとは歩いてる時や仕事してる時の椅子に座る姿勢を正すことでウエストを引き締めるようにしてます。」

 

『骨盤や背骨の歪みを改善すれば、ウエストも改善される』

玻座真陸選手
(2021 FWJ APRILIS CHAMPIONSHIPS メンズフィジー オープン +175cm 優勝)

「1番大事にしてるのは骨盤や背骨の歪み改善です。
猫背になると、お腹に脂肪が寄ってしまいぽっこりお腹の原因になります。
そのため、カイロプラクティックに足を運んだり、ストレッチを定期的に行いルーティン化することで胴回りの改善にも繋がると思います。」

 

『ウエストを細く見せたいなら上半身を大きくすれば良い』

栗本康弘選手
(2020 ゴールドジム ジャパンカップ 2位)

「ウエストはかなりの部分が骨格などの遺伝の要素が大きいと思います。
なので自分はメリハリを出すために上半身の特に肩、大円筋を中心とした上背部、大胸筋の幅を強化するトレーニングをとくに行ってきました。
ウエスト自体はある程度までしか細くできなくても、上半身を大きくすれば見た目は細くなりますからね。」

 

『審査員目線で動画を撮ってポージングを研究しまくること』

戸田有哉選手
(2020 マッスルゲート福岡大会 メンズフィジーク -168cm 2位)

「ウエストを細くというよりも大円筋や広背筋を強化し今のウエストを細く見せるようにするのがいいのではないかと思います。
あとはウエストを細く見せるようにするポージングも大事ですね。
私の場合は腰に手を当てる際におへその横に拳を強く押し当て細く見せ、同時に上半身が捻らないように骨盤から下を少し捻ると細く見えるという感覚があります。
人それぞれ骨格や筋肉の着き方で見え方は変わるので、審査員の目線と同じくらいの角度で動画を撮って細く見えるポージングを身につけるのがベストだと思いますよ。」

 

『腹圧がかかるようなトレーニングはやらない』

田村宜丈選手
(アーノルドヨーロッパ優勝・IFBB世界選手権準優勝)

「ウエストを細くするためにいろんな説を言う人はいるんですけど、やっぱり腹圧が強くかかるような種目をやってしまうと腹筋は太くなってしまうんですよね。
ならないって言う人もいるんですけど、自分の経験では、デットリフトなんかをやった時にウエスト周りが変わってきた感覚があったので。
今はできるだけ腹圧をかけるような種目はやらないようにしています。バーベルスクワットもやってないですね。
背中もベントオーバーローをやるなら、ハンマーストレングスのローイングをやったりします。
それ(腹圧が入るとウエストが太くなるということ)が正しいかどうかはわからないですが、今までの経験上は太くなるかなと思います。
なので、フィジーカーが床引きのデッドリフトをやったりすると思うんですけど、その目的がどこにあるのかがよくわからないな〜とは思いますね。
中にはいくらデッドリフトをやってもウエストが太くならない人もいるんですけど、私は太くなるのでやらないようにしています。」

 

考え方は百人百様

山室選手のようにBIG3などの腹圧がかかるトレーニングをすることでウエスト周りのコントロールを可能にし、細く見せることができると考えている選手がいる一方で、田村選手のように腹圧がかかる種目はやらない方が良いと考えている選手もいる。
このあたりはフィジーカーによってかなり考え方や感覚が変わってくるため、簡単に結論づけることはできない。
というよりは、人によって正解が変わってくるのかもしれない。

その他にも村山選手のようにウエストシェイパーを使用してウエストを太くしないように気をつけている選手もいる。
これについても、人によって効果が変わるため実際に使用して自分の体と照らし合わせてみるのが良いだろう。

 

取り入れられるものは取り入れる

ここに書いていることが全てでは無い。
しかし今回取材した選手はみな、大会で高い成績を残している実力者達だ。

ここで紹介しているさまざまな選手のやり方や考え方を取り入れてみると、何かが変わっていくだろう。

 


 

▼取材協力

 

 

文・編集:月刊 MEN’s PHYSIQUE 編集部 (@gekkan_mensphysique)

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