リージョナル・プロクオリファイア・プロ戦の違いを徹底解説!【ボディビル】

最近のボディビルコンテストでは、

  • リージョナル
  • プロクオリファイア
  • プロ戦

などの様々な種類の大会がある。

こんなにもあると「なにがなんだかわからない!」となってしまった人の多いだろう。

ということでリージョナル、プロクォリファイア、プロ戦の違いを徹底解説していく。

がんそん編集長
がんそん編集長
わかりやすく簡潔にまとめてみました!

リージョナル

  • 出場選手:アマチュア選手
  • 出場資格:とくになし
  • レベル :★☆☆☆☆〜★★★★★
  • カテゴリ:オープン、ノービス、ノービスチャレンジ、マスターズ等、
  • 優勝賞品:大会スポンサーの賞品

リージョナルはアマチュア大会

リージョナルはアマチュア選手のみが出場できる、いわゆる「アマチュア大会」。

勝ってもプロになれるわけではなく、あくまでもアマチュアの中でのチャンピオンになる。

大会の数も多く、国内だけで年に20以上開催されている。

POINT

上に上がれる大会でもなければ、最高峰の大会でもないため、優勝すればそれまでではある。

リージョナルの大会に出てコンディションの合わせ方を学ぶ選手や、ステージングやポージングを練習する選手、大会経験を積む選手などもいるため、とても大切なものとなっている。



プロクォリファイア

  • 出場選手:アマチュア選手
  • 出場資格:同年中にリージョナルに出場した選手
  • レベル :★★★☆☆〜★★★★★
  • カテゴリ:オープンクラスのみ
  • 優勝賞品:プロカード、大会スポンサーの賞品、

プロになるための大会

プロクォリファイアはその名の通り「プロの資格を与えるための大会」。

基本的にはプロクォリファイアで優勝、もしくは上位に入ることで「プロの選手」になることができる。

そのため、この大会にはアマチュアで名を馳せた選手が多く集まる。

大会自体はアマチュアではあるが、正直レベルとしてはプロレベルにとても近いのだ。

 

POINT

プロクォリファイアで優勝しても、参戦した選手の数が少ない場合にはプロカードを取得できないこともある。

その場合には後日協議が行われ、プロに相応しい体をしている場合にはプロカードを獲得することができる。



プロ戦

  • 出場選手:プロ選手
  • 出場資格:プロカードを取得した選手
  • レベル :★★★★★〜★★★★★★★
  • カテゴリ:オープンクラス、大会によりマスターズ等
  • 優勝賞品:賞金数十万〜数千万円(大会の規模によって変動)、オリンピアへの出場資格、大会スポンサーの賞品、

プロだけが出れる大会

プロ戦はプロクォリファイアでプロカードを取得した選手だけが出場できる、その名の通りプロの大会。

プロ戦にになると、大会のレベルが一気に上がり、「なんか微妙…」という選手がまったくといって良いほどいなくなる。
まさにトップオブトップの戦い。

そのためプロクォリファイアで優勝した「アマチュアではトップだった選手」がプロになると、まったく歯が立たなくなるなんていうのはよくある。
(そもそもプロクォリファイアで優勝しないとプロになれないのだから当たり前と言えば当たり前かもしれないが。)

それだけプロの世界の大会はレベルが高い。
ちょっとでもコンディションが外れようものなら絶対に勝つことができない。

「全てが完璧」それが求められるのがプロ戦なのだ。



それぞれの違い①:プロかアマチュアかの違い

まず「プロ戦」と「プロクォリファイア」と「リージョナル」は、プロ選手が出場する大会なのか、アマチュア選手が出場する大会なのか、という違いがある。

プロ戦はその名の通りプロ選手しか出場できない大会で、プロクォリファイアとリージョナルはアマチュアの選手しか出場できない大会だ。

大会を運営している団体も別になり、アマチュアは”国内の団体”、プロは”国外の団体”になっていることが多い。

そのため、アマチュアの大会は国内でたくさん大会が行われるが、プロの大会は国内ではあまり行われず、海外で行われることが多くなる。

POINT

そもそもプロの大会になると国際レベルになるため、特定の国で行われるというより世界の各都市で1〜2回程度の開催となる。

そのため日本人が海外で開催される大会に出ることもあれば、外国人が日本で開催される大会に出ることもある。

がんそん編集長
がんそん編集長
「そもそものモノが違う」と考えておいた方が良いかもしれませんね!



それぞれの違い②:出場するための資格

リージョナル、プロクォリファイア、プロ戦はそれぞれ出場するために必要な資格に違いがある。

簡単に図に表すと以下のようになる。

アマチュアリーグ

まず、アマチュアリーグにはリージョナルとプロクォリファイアがあり、リージョナルは基本的に出場するために必要なものはなく、基本的には出場料さえ払えば誰でも出ることができる大会になっている。

そのため、さまざまなレベルの選手が出場する。

それに対しプロクォリファイアは、その年のリージョナルに一度出場してからでないと出場できないため、多少の縛りがある。
ただし、プロクォリファイアの前には必ずリージョナルの大会が開かれるため、そこに出てそのままプロクォリファイアに臨む選手も多い。

POINT

プロクオリファイア以外のアマチュア大会はすべてリージョナルとなる。



プロリーグ

プロリーグにはその名の通りプロ戦がある。

前述した通りプロ戦にはプロクォリファイアで獲得したプロカードがないと出場できない。
逆にいえば、プロカードさえあればプロの大会には出ることができるのだ。

しかし、唯一出場資格のある大会がある。それがオリンピア。

オリンピアは世界のトップ選手が一堂に会する大会で、言ってしまえば「世界大会」。

この大会に出るためには、プロ戦で優勝を獲得しなくては行けない。

超一流しかいないプロの中で優勝するのはとても難しい。
しかしだからこそ、オリンピアの価値というのは上がるのだ。

 

文・編集:月刊 MEN’s PHYSIQUE 編集部 (@gekkan_mensphysique)

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