【メンズフィジーク】オリンピア”歴代優勝者6人”まとめ&解説!

現在、世界中で大人気のメンズフィジーク。

今回そんなメンズフィジークの歴代オリンピアチャンピオンを紹介していこう!

がんそん編集長
がんそん編集長
今までのメンズフィジーク王者はみんな超かっこいいのでご期待ください!

 

メンズフィジークとは?

その前にまず簡単にメンズフィジークの説明だけしておこう。

メンズフィジークというのはボディビルのカテゴリの一つで、2011年からスタートし、現在に至るまで高い人気を獲得してきた。

世界最高峰コンテスト「ミスターオリンピア」でも2013年からメンズフィジークが新設され、11年目を迎えた2023年では全カテゴリの中で最も多い出場者数となった。

では、そんな世界最高峰のオリンピアで過去どんなフィジーク選手が優勝してきたのか見ていこう!



オリンピアの歴代メンズフィジーク王者一覧

オリンピアの歴代メンズフィジーク王者は以下の通りだ。

  • 2013年:マーク・アンソニー(Mark Anthony)
  • 2014年:ジェレミー・ブエンディア(Jeremy Buendia)
  • 2015年:ジェレミー・ブエンディア(Jeremy Buendia)
  • 2016年:ジェレミー・ブエンディア(Jeremy Buendia)
  • 2017年:ジェレミー・ブエンディア(Jeremy Buendia)
  • 2018年:ブランドン・ヘンドリクソン(Brandon Hendrickson)
  • 2019年:レイモントエドモンズ(Raymont Edmonds)
  • 2020年:ブランドン・ヘンドリクソン(Brandon Hendrickson)
  • 2021年:ブランドン・ヘンドリクソン(Brandon Hendrickson)
  • 2022年:エリン・バンクス(Erin Banks)
  • 2023年:ライアン・テリー(Ryan Terry)

オリンピアで初開催された2013年はマーク・アンソニーが優勝を果たし、その後の2014年から2017年まではジェレミー・ブエンディアが4連覇。

そしてブランドン・ヘンドリクソン、レイモント・エドモンズが1回ずつ優勝し、ブランドンの2連覇、エリン・バンクス、ライアン・テリーの優勝という順番になる。

 

歴代優勝選手のプロフィール

ではここから歴代オリンピア優勝者のプロフィールを紹介していこう!

どの選手もとても魅力があるためしっかりと見ておいてほしい。



1, マーク・アンソニー(優勝1回)

マークアンソニーの身長は180cmで体重は79.4kgから83.9kg。

カリブ海の島国で生まれ、その後カナダで育った。

若い頃から体を動かすことが好きで、中学生の頃にはジムに通い筋トレに熱中していた。

しかし、当初はボディビルディングの世界で生きることは考えておらず、一般的な会社員として生きる道を決めていた。

しかしその後の2011年にIFBBでメンズフィジーク部門が新設され、彼の人生が変わったのだ。

 

フィジーカーとしての特徴

マークアンソニーは、フィジーク選手の中でもリラックスした雰囲気をもつ選手。

これまでのボディビルディングは、「力強く」「筋肉隆々に」というのがテーマだったため、彼のステージングはボディビル界に衝撃を与えた。

そんなマークは、2013年にミスターオリンピアで初代フィジークチャンピオンに輝き、その後のメンズフィジークの基礎を築いたとされている、言うなれば「フィジークの始祖」。

彼のスタイルは、その後多くのフィジーク選手に影響を与えており、実際に彼を目標にしてオリンピアに出場するフィジーカーも大勢いた。

 

がんそん編集長
がんそん編集長
マークアンソニーはフィジーカーとしての競技人生で完全ナチュラルを貫いていたことでも知られています !



2, ジェレミー・ブエンディア(優勝4回)

ジェレミーは、身長172.5cm。

1990年にアメリカ合衆国カリフォルニア州で生まれた。

彼は父親が元ボディービルダーで筋トレやダンベルなどの筋トレグッズが身近にあったため、若い頃からトレーニングに触れて育った。

高校時代はアメリカンフットボールを行っていたが、試合中の怪我により離脱。
その後、高校卒業後にトレーニングを始め、2008年(当時18歳)INBFのボディビル大会で6位になるなど早い段階からその頭角を表している。

 

2014年からの4連覇

彼は2013年のミスターオリンピアで2位になり、その後2014年から2017年にかけてメンズフィジークミスターオリンピアで前人未到の4連覇。

彼に敵う選手は誰1人としておらず、どんなどんな挑戦者も打ち負かすメンズフィジークの絶対王者として君臨した。

当時まだ人気がなかったメンズフィジークを今の地位まで押し上げた張本人であり、メンズフィジークの第一人者。

フィジーク界ではレジェンドと呼ばれ、ジェレミー無くして現在のメンズフィジークはなかったと言われている。

 

がんそん編集長
がんそん編集長
当時のメンズフィジークはジェレミーこそが理想の体で、みんなジェレミーのような体を目指していました!



2018年の怪我から引退

しかし2018年、筋肉イベントの最中にベンチプレスで大胸筋を断裂。

オリンピアにはなんとか出場したものの、4位という結果に終わった。

その後ジェレミーはメンズフィジーク界から姿を消した。

絶対王者の物語は、大胸筋断裂という幕切れとなった。

 

ジェレミーの電撃復帰

長らく競技を離れ現役引退を示唆していたジェレミーだったが、2023年のミスターオリンピアで復帰を果たす。
彼はフィジークをまったくあきらめていなかったのだ。

5年のブランクがあったこともあり結果は9位で終わったが、「ジェレミーの復帰」というニュースにメンズフィジークは大いに盛り上がった。

それだけ彼はフィジーク界にとって大きな存在だったのだ。



ジェレミーの体

彼は”Tシェイプ(ハイラット)”の体を持つフィジーカーとして知られておりウエストがとても細い。

Tシェイプ(ハイラット)とは?

Tシェイプというのは広背筋の起始部が高い位置にありウエストが長く見える体つきのこと。

見た目の形がアルファベットの「T」のような形になるためTシェイプと呼ばれている。

 

Tシェイプの体を持つジェレミーの体は、メンズフィジークの「海の似合うスマートな体」というコンセプトにとても合っていた。

そんな彼の体は、メンズフィジークの特徴を表す教科書のような体として現在もフィジークの大事な基準となっている。



3, ブランドン・ヘンドリクソン(優勝3回)

ブランドンヘンドリクソンは身長172.5cmで1987年、アメリカイリノイ州のシカゴで生まれた。

彼は学生時代、アメリカンフットボールやレスリング、陸上やサッカーなど様々なスポーツを行っており、これらのスポーツをしていく中で筋トレに出会った。

この時点では彼はまだあまりウェイトトレーニングに取り組んでいなかったが、カラダはすでにフィジーク体系となっていた。

 

オリンピアでの優勝

ブランドンは2013年、26歳でプロカードを取得。

その後オリンピアにも出場し、生まれ持った細いウエスト、引き締まった腹筋、そして美しいVラインで観衆を魅了し続け、2018年・2020年・2021年とミスターオリンピアで3度優勝した。

「メンズフィジークNo,1」との呼び声も高く、数多くのフィジークファンからトップフィジーカーとの評価を得ている。



ブランドンの体

彼の特徴は広い肩幅、弱点のないバランスの良さ、並外れたバルクの3つ。

まず肩幅はとてもワイドでとんでもない広さを持っている。

ほかの選手と横並びになると一目瞭然で、1人だけ明らかに肩幅が広い。

それゆえにウエストがとてもタイトに見える。

 

バランスの良い体

続いて体のバランスについてもとても良い。

他の多くの選手は
「三角筋や腕などのアウトライン(輪郭・シルエット)が強いが厚みがない」
「大胸筋が強いが背中が弱い」
など突出している部分と弱点となる部分があるがブランドンにはそれがない。

すべての筋肉が均一なバランスでついている。

それでいて並外れたバルクを持っているため、すべての筋肉がトップクラスでデカい。

そう彼は弱点がないのではなく、全部位が強みなのだ。

それがフィジーク3回チャンピオンのブランドン・ヘンドリクソンという男なのである。



ジェレミーとブランドンの関係

ブランドン・ヘンドリクソンとジェレミー・ブエンディアはフィジーク界の二大巨頭であり、長年優勝争いをしてきたライバルとして知られている。

ジェレミーブエンディアはオリンピアで4連覇を達成し”絶対王者”としての地位を築きフィジークの時代を作った人物。

それに対しブランドンは”最強の挑戦者”として絶対王者であるジェレミーに挑戦し続けてきた人物だ。

そんな彼らの勝負は、4年に及ぶ。

 

・ブランドンとジェレミーの勝負

  • 2015年:オリンピアではじめて戦った2人は、ジェレミーが優勝(2連覇)ブランドンが5位。
  • 2016年:ジェレミーが優勝(3連覇)、ブランドンが4位。
  • 2017年:ジェレミーが優勝(4連覇)、ブランドンが3位。

このように最初の3年はジェレミーが王者の風格を見せつけ、ブランドンは一歩及ばず悔しさをにじませていた。

しかし2018年のミスターオリンピア、過去最高の体を持ってきたブランドンが激闘の末にジェレミーを打ち倒し、初優勝を飾った。

4年に及ぶ「絶対王者」と「最強の挑戦者」の闘いは挑戦者の勝利によって幕を閉じた。

ブランドンがジェレミーに勝利したというニュースはフィジーク業界を大きく揺るがし、世代交代を表す象徴的な出来事となった。

POINT

この年のオリンピアでジェレミーは第4位に終わり、競技を引退した。(その後2023年に復帰している)

 

このように、ブランドンとジェレミーは永年のライバルとして競い続けてきた存在だったのだ。

そしてジェレミーが復帰した今、またこの2人のバトルが観られると興奮したファンは多かっただろう。



レイモント・エドモンズ(優勝1回)

レイモントエドモンズは1985年、アメリカ合衆国で生まれた。

彼は身長187cmととても背が高い大柄な選手。

彼は学生時代にバスケットボールに打ち込んでいたのだが、その際に体力づくりの一環として筋トレをし始めたのが筋トレとの出会いだった。

それからどんどんトレーニングにハマっていき、その後2014年に競技としてのフィジークを開始。

生まれ持った最高のプロポーションと才能とも言える筋肉のバランスで、わずか1年でプロカードを取得。

それから数々のタイトルを獲得し、その名を世間に知らしめた。

 

オリンピアで優勝

2019年、レイモントはミスターオリンピアのメンズフィジーク部門で優勝を果たした。

彼は今までの優勝者とは違い、高身長で手足が長くとても小顔だったことから、筋肉力強さよりもスラリとした美しいプロポーションを売りにしていた。

そのため、レイモントが優勝するとフィジーク選手やファンの間で「フィジークの審査基準が変わったんじゃないか」「これからは筋肉よりもスタイルが重要視されるかもしれない!」と話題となった。

ちょっとしたお話

メンズフィジークは海の似合う男を目指す競技だったにも関わらず、いつのまにかボディビルのような筋肉のデカさを競う競技になっていた。
一部では「サーフパンツを履いたボディビル」と揶揄されていたほどだ。

そのため、このレイモントの優勝はメンズフィジークを「あるべき姿に戻す」という意味でとても良い影響を及ぼしたのだった。



レイモント優勝後のフィジーク

2019年のオリンピア優勝の後、2020年のオリンピアでも2位になり、メンズフィジークは大きな変革が起こるかに思われた。

しかし彼がその後優勝することはなかった。

これに対し、「レイモントこそメンズフィジークを表す体じゃないのか」「彼の体が評価されないならメンズフィジークはただのボディビルではないのか?」など、一部では疑問の声が挙がっている。

とはいえ、メンズフィジークでレイモントのような選手ばかりが優勝すると、生まれ持った手足の長さがないと勝てなくなってしまうのはたしかだ。

それを懸念した団体側が審査基準を一新し、どんな身長の選手でも公平に評価されるようにしたのかもしれない。

しかし、彼の存在が高身長の選手に希望を与えたのは間違いない。

今後も彼のような選手が現れることを願うばかりだ。



エリン・バンクス(優勝1回)

エリンバンクスは身長180cmで、1988年にアメリカで生まれた。

体重は102〜108kg程度。

もともとは体脂肪が多く、だらしのないシルエットをしていたが、数年で体を仕上げオリンピアで優勝するほどの選手になった。

まさに天性の才能を持つ選手だ。

POINT

彼が脂肪だるんだるんの体から数年でオリンピア優勝したという事実は、フィジーク界に衝撃を与えた。

 

選手としての活動

エリン・バンクスがはじめてプロの大会に出たのは2021年4月のこと。

それから多くのコンテストに出場しコンテストの経験を着実に積んでいった。

そしてそこから彼の快進撃は始まっていく。

POINT

ほとんどの選手は年に数回しかコンテストに出ないのだが、エリンは1年で何回も出場した特殊な選手。



エリン・バンクスの快進撃

エリンはニューヨークプロ2021で衝撃の優勝を果たし、オリンピア出場権を獲得。

その年のオリンピアでは初出場にしていきなり準優勝した。

翌年の2022年にはアーノルドクラシックで優勝し、その後のオリンピア2022ではなんとプロ2年目にして優勝。

世界一の称号を手に入れた。

 

エリンの肉体

エリンバンクスの体はレイモントエドモンズに少し似ている。

彼はボディビルのような力強さがある体ではなく、スマートで美しいシルエットとリラックスしたポージングが特徴的。

レイモントのように身長が高く、手足が長いことから、「かっこいい」よりも「美しい[という言葉が似合う体をしている。

一部では「生まれ持ったプロポーションが良いだけ」「骨格で優勝した男」などと言われたりもしているが、本人はそれをあまり気にしていない。



エリン・バンクスはビッグマウス?

フィジーク選手はビッグマウスが多い傾向にあるが、その中でもエリンバンクスはとくにビッグマウスな傾向にある。

2022年にオリンピア優勝した際にはその後自身のInstagramで、

「ステージで自分の体を披露したときは、俺の勝ちだと思ったね。比較審査のときもブランドンヘンドリクソンには勝てると思っていたよ。バックポーズの時もブランドンとは比較にならないくらいに圧倒的な俺の勝利だと、ただそう感じていたんだ。俺が新しいオリンピアチャンピオンになると確信していたんだ。」

と語っていた。
これ以外にも、優勝した王者の自信なのかプライドなのか、ビッグマウスとも取れる発言を繰り返している。

そのため、アンチの数も多く一部ではひどく嫌われている。

しかし、だからこそ彼が出る大会が面白くなるのは間違いない。

ビッグマウスの彼がどんな成績を残すのか、常にフィジーク界の注目の的なのである。



ライアン・テリー(優勝1回)

ライアン・テリーは身長177.5cm、1988年にイギリスのノッティンガムシャー州で生まれた。体重83.9kgから88.5kgの選手で、イギリス初のIFBBフィジークプロです。

彼は小さい頃サッカーをしており、サッカーでのパフォーマンスを上げるためにトレーニングを始めた。

当時はサッカーのためのトレーニングだったのだが、体が変わる面白さに直接触れてだんだんとトレーニングハマっていき、怪我でサッカーが出来なくなったのを機に、完全に筋トレ一本に移行した。

今までサッカーに注いでいた分の情熱を全てトレーニングを打ち込んだ結果、ライアンの体はどんどん進化していき世界的に有名なフィジーク選手となった。

 

世界一の腹筋を持つイケメン

ライアン・テリーは「世界一の腹筋を持つイケメン」として知られており、フィジーク選手になる以前はモデルとして活動していた。

さすがはモデル出身というべきか、彼のプロポーションはとても美しく、見ている人が思わず口を開けてしまうような体をしている。
まさに「美しいカラダ」だ。

ビジュアルの良さと相まって、彼の人気はとても高く世界中に多くのファンがいる。

POINT

2023年12月現在、ライアン・テリーのインスタフォロワー数は250万人。
フィジーク選手の中でもトップクラスのフォロワー数を誇る。



ライアンの競技人生

ライアンテリーは、メンズフィジークがオリンピアに導入された2013年からフィジーカーとして活躍している古参の選手。

しかし、彼のフィジーク選手としての人生は決して平坦なものではなかった。

ライアンは黎明期から活躍しており、2015年にプロカードを取得した後2019年のオリンピアでは5位入賞するなど存在感はあったものの、世界一のタイトルはずっと獲ることができなかった。

それどころか上位入賞することが叶わないことも多くあり、フィジーク界では

「フィジーカーとしての実力はあるが世界一にはなれない。」
「世界で10本指には入るがそれまでの選手」

と言われ、彼が優勝することなど誰も想像できなくなっていた。

 

オリンピアでの優勝

そんな日の目を見ないライアンだったが2023年、すべてが変わる。

オリンピアのステージに立った瞬間、観ていた観客、審査員、選手、すべての人が彼の体に目を奪われた。

「今年のライアンは違う。」

そして次の瞬間、地が揺れるほどの大歓声が巻き起こった。

この時ほとんどの人は確信しただろう。

「今年のメンズフィジークはライアンが獲った」と。

結果は審査員の満場一致でライアン・テリーの優勝。

フィジークのキャリア11年目にして、彼はようやく世界一の称号を手に入れたのだ。

がんそん編集長
がんそん編集長
ライアンの優勝には観客どころかライバル関係にあった選手までもが祝福していました!彼の血の滲むような努力が報われた瞬間でした!



ライアン・テリーの体

彼の体は左右対称のキレイな体で、突出した筋肉はないが全体のバランスがとても良い。

みている方がうっとりしてしまうような体をしており、「ビーチで映える筋肉」を体現する選手として知られている。

近年、メンズフィジークはどんどんバルク重視に変わっていっており、ボディビル感が増しているのは前述した通りだが、そんな中で彼のような海の似合う体はとても大切で「フィジークはこうだった」と思い出させてくれるのだ。

まさにメンズフィジークを体現する男。

今まではただ海の似合う体という感じだったが、2023年のオリンピアではそこに”力強さ”と驚異的な”仕上がり”が追加されもう誰も太刀打ちできない体となった。



まとめ

以上が、オリンピアメンズフィジークの歴代優勝者達だ。

これを見た上でまたフィジークを楽しんでみてほしい。

文・編集:月刊 MEN’s PHYSIQUE 編集部 (@gekkan_mensphysique)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です