ボディコンテストのカテゴリの種類と違いを徹底解説

 

ボディコンテストって何?

ボディビルのような筋肉をアピールする競技の総称。筋肉系コンテストなどと呼ばれることもある。

ボディコンテストにはいくつかの種類(カテゴリー)があるので、その種類と特徴について紹介していこう。

 

ボディコンテストの種類(カテゴリー)

ボディコンテストの主な種類(カテゴリー)は以下の5つである。

  1. ボディビル
  2. メンズフィジーク
  3. クラシックフィジーク
  4. スポーツモデル

聞いたことのあるものもあれば、聞いたことのないものもあるだろう。

これらのカテゴリーにどんな違いがあるのかについてボディビルから説明していこう。



 

1, ボディビル

 

ボディビルは今回紹介するカテゴリーの中で最も多くの筋肉量が必要だ。
筋肉は多ければ多いほどよいとされているぞ。

 

審査項目

  • 全身の筋肉の大きさ
  • 筋繊維の出方
  • 脂肪の少なさ(絞り)
  • 全身の筋肉のバランス
  • 大きな肩幅&細いウエスト&太い太もも(Xフレーム)

ボディビルは、全身のすべての筋肉が審査対象になる。
そのため、上半身だけが強くても下半身だけが強くてもダメなのだ。

 

ポージング

  • フロントダブルバイセップス
  • フロントラットスプレッド
  • サイドチェスト
  • バックダブルバイセップス
  • バックラットスプレッド
  • サイドトライセプス
  • アブドミナル&サイ
  • モストマスキュラー

 

衣装

ビルパンツと呼ばれるボディビル専用のパンツ(ブーメランパンツのようなもの)を着用する。

 

階級(クラス)分け

体重別で分けられる。

だから、いかに決められた体重で筋肉を大きく見せるかが重要になるんだ。

 

出場している有名人

お笑い芸人の「なかやまきんに君」、超新塾の「コアラ小嵐」やボディビル日本王者の「横川尚隆」がいるぞ。

 

POINT

ボディビルは最も筋肉量が必要ということもあり、ボディコンテストの中でも一目置かれているカテゴリだ。
ボディビルに出場する選手は、ただひたすらに「筋肉が好き」という人が多く、マニアックな人も多い。
世界で最も人気のカテゴリは間違いなくボディビルだ!



 

2, メンズフィジーク

メンズフィジークはボディビルよりもライトな種目で、スポーティで爽やかなカテゴリーだ。

体の大きさもそこまで多くは必要ではないと言われている。
(しかし近年のメンズフィジークはボディビル化が進んでおり、筋肉量が多くなってきているぞ。)

 

審査項目

  • 上半身の筋肉の大きさ
  • 上半身の筋肉のバランス
  • 上半身が逆三角形になっている
  • 腹筋が割れている

メンズフィジークでは下半身の評価がなく、上半身のみの評価となるのが一番の特徴だ。
(ふくらはぎも評価対象になると言っている選手も少なくないが、公式には発表はされていない。)

 

ポージング

メンズフィジークのポージングは、

  • フロントポーズ
  • バックポーズ
  • サイドポーズ(団体によっては無い)

の3つしかない。

この3つのポージングで勝敗が決まるんだ。

 

衣装

サーフパンツを着用する。

指定はないため、サーフパンツであればシンプルなものであろうと派手なものであろうととくに問題はない。

しかし、サーフパンツのサイズによっては上半身が小さく見えてしまったり、かっこ悪く見えてしまうこともあるため注意が必要だ。

POINT

メンズフィジークでは、サーフパンツも審査に響くと言われているぞ。
だから体に合ったカッコ良いサーフパンツを着用することが大切だ。

 

クラス(階級)分け

身長別。

体重の制限が全くないので、体重を気にすることなく体を鍛えることができるのは大きなメリットだ。

 

出場している有名人

筋肉系ユーチューバー「カネキン」、「JIN」、フィットネスモデルの「エドワード加藤」などがいるぞ。

 

▼メンズフィジークについて詳しくはこちらをCHECK!!!

メンズフィジークって何?ボディビルとの違いを徹底解説!



 

3, クラシックフィジーク

クラシックフィジークは、メンズフィジークとボディビルの要素を併せ持ったカテゴリーで、ボディビルの次に筋肉が必要なカテゴリーだ。

 

審査項目

メンズフィジークと同じ

  • ウエストの細さ
  • 肩幅の広さ

に加えて、ボディビルの要素である

  • 下半身(太もも)の評価

も入ってくる。

 

ポージング

  • フロントバイセプス(団体によっては無い)
  • フロント・ダブルバイセップス(団体によっては無い)
  • サイドチェスト
  • バックダブルバイセプス
  • アブドミナル&サイ
  • サイドトライセプス(団体によっては無い)
  • バキュームポーズ(団体によっては無い)
  • クラシックポーズ

クラシックフィジークにはボディビル要素の強いポージングが多いので、競技としてはメンズフィジークよりもボディビルに近いかもしれない。

 

衣装

クラシックフィジーク専用のトランクスを着用。

太ももがすべて見えるくらい丈の短いもの、そしてデザインのないシンプルなものが使用可能となる。

 

クラス(階級分け)

身長別。

しかし、身長ごとに体重の制限があるため注意が必要だ。

 

POINT

クラシックフィジークはまだ歴史の浅いカテゴリーだ。
しかしすでに多くの選手が参加していて、今後さらに盛り上がっていくだろう。
これからのクラシックフィジークを要チェックだ!



 

4, スポーツモデル

全身の造形美を競うカテゴリー。
適度な筋肉量があり、しっかりシェイプされた体やステージングを含め、モデルらしいトータルの美しさを追求する競技だ。

 

審査項目

スポーツモデルは少し特殊だが、審査項目は以下になる。

  • 造形美
  • 男性美
  • 健康美
  • モデルをコンセプトとした適切な筋肉量と筋バランスの良いカラダ(ぜんしんが審査対象)
  • プロポーション(全身のスタイル)
  • 体脂肪が少なく見えるような筋肉のセパレーション(筋肉のひとつ一つがはっきりとわかること)

ひとことで言ってしまえば、「筋肉が多く脂肪の少ない、スタイルが良いモデル」だ。

 

ポージング

  • フロントポーズ
  • サイドポーズ(大会によっては無い)
  • バックポーズ

基本的にはこの3つだ。
ここに、フリーポーズ(自由にポーズをとって肉体を表現すること)が入るケースもある。

 

衣装

スポーツモデル用のパンツ(三角ビキニ)

 

クラス(階級分け)

身長別。

スポーツモデルも体重の制限はないが、あまりにも大きすぎる筋肉は「モデル」からかけ離れてしまうため減点になるぞ。

 

出場している有名人

俳優の「金子賢」。



ボディコンテストを楽しめ!

以上が、各カテゴリーの違いだ。

これを見てそれぞれのカテゴリの特徴がわかったのなら、早速ボディコンテストを見てみよう!

知れば知るほど面白くなるぞ。

 

 

文・編集:月刊 MEN’s PHYSIQUE 編集部 (@gekkan_mensphysique)

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