「勝つため」世界チャンピオン田村宜丈が語る自身の強さの理由

 

「自分の体を一番知っているのは自分自身なので、自分のやっていることに自信を持って良いと思います。」(田村宜丈選手)

 

今回は、世界選手権メンズフィジーク準優勝、メンズフィジークマスターズ優勝を果たした世界チャンピオン”田村宜丈選手”にインタビューを行なった。
田村選手の強さの秘密や田村選手の過去、世界選手権の裏話や日本と世界の違いについて話を聞いた。

 

田村宜丈(たむらよしたけ)
1972年11月2日生まれ。北海道出身。身長168cm。OFF期の体重は68kgでON期の体重は66kg。2018年IFBB世界マスターズ優勝、アーノルドヨーロッパ優勝、IFBB世界選手権準優勝。好きな言葉は「人生は一度きり。おもいっきり楽しもう。」
Instagram:@yoshi.tamura

 


 

──田村選手は今ではメンズフィジークの世界チャンピオンですが、今までどのように過ごしてきたんですか?

結構昔の生い立ちは今まであんまり言わないようにしていましたが、最近考えを改め、今後は痛い過去をぶっちゃけようと思いまして(笑)。

 

──ちょうど良いタイミングでのインタビューだったんですね(笑)。

そうですね。

僕、札幌出身なんですよ。
実は高校は大泉洋さんと同じ高校で。

高校くらいからすすきのっていう札幌の繁華街でディスコに行ったりチャラチャラしておりまして、高校を卒業してからソフトウェアの専門学校に行ったのですが、そのときから当時全盛期だったマハラジャ系のディスコの黒服(従業員)を始めたんです。
なんというか、チャラ男代表ですね(笑)。

 

──そうだったんですか(笑)。

はい。

そのディスコでかかっていたダンス系の音楽に興味が沸いて、その後本格的にハウスミュージックにハマったんです。

ハウスミュージックって本場がいくつかあるのですが、そのうちの一つのニューヨークハウスっていうジャンルがあって、それにハマりまして。
そういったアンダーグラウンドミュージックを勉強しようと思ってニューヨークに飛んだんです。
それが22歳でした。

 

──ニューヨークに行くことに対してご両親はどんな反応だったんですか?

めちゃくちゃ両親は心配しましたよ。
でも僕は思い立ったら行動しちゃうタイプなので、アメリカの語学学校に行ってきまーすって感じで。

ニューヨークに住み始めてからも、僕はそんなにお金がある訳じゃなかったので、昼は学校行って、夜はバイトして、週末はクラブに行ってみたいな生活をしてましたね。
それを1年半ぐらい…。
めちゃくちゃ不健康でしたよ。

ただ、もうそろそろこんな不健康な生活とはサヨナラしようと思っていて、それで「よし西海岸行こう」って思い立って(笑)。

 

──急にですか?(笑) どうして西海岸の方に行こうと思ったんですか?

僕の中学高校時代は80年代ハリウッド映画世代なので、若い頃のアーノルド・シュワルツェネッガーを見て育ちました。
僕も彼のように西海岸に行ってマッチョになりたいって単純な理由で(笑)。

バイトして買った車に荷物を積んでニューヨークから大陸横断してロスに引っ越しました。

 

──そうなんですね。じゃあ、ロスに行って初めて筋トレを始めたんですね?

そうですね。
ジムに入会したのはロスが初めてで、そこが筋トレ人生のスタート地点です。

周囲にはガタイのいい人がいたりするんですけど、彼より重いの挙げてやる!って思いながらやってましたね。

筋トレを始めてみると、意外と筋肉の付き方や骨格が綺麗だったらしく子供たちから「ブルースリーがいるぞ…」なんて言われたりしたこともあります。
これがもう25年ぐらい前ですね。

それから筋トレはずっと続けています。

その後帰国して、27歳くらいのときに最初にティップネスの六本木店で自分の筋トレしながらトレーナーのかじりをしていた感じです。

 

──ティップネスにはずっといたんですか?

いいえ。まも無くして今のITの会社に入社しました。
そこからはがむしゃらに仕事です。
でも筋トレはせっかくつけた筋肉を維持するためにも続けていました。

 

──ではその頃はコンテストは出なかったんですか?

いや、1回だけ2002年にセントラルジャパンっていう横田基地であったボディビルのコンテストに参加したことがありました。

その時始めて大会に出るっていう経験をしましたね。

その大会でライト級で準優勝をして、アイアンマンに載りましたよ。

初アイアンマンです(笑)。

 

──その後も大会には出られたんですか?

いや、そこからは結構本気で仕事をって感じだったので大会には。

国際的な仕事だったので世界中を飛び回ってました。

いろんな国…どちらかというとアフリカやアジアや南米などの発展途上国に行ってビジネスの開拓をしてましたね。

 

──また大会に出るようになったのはいつ頃からだったんですか?

2015年になってですね。
その時に初めてベストボディの存在を始めて知ったのですが、こういうジャンルがあると知った瞬間に出ようと思って、すぐにエントリーしました。
最初は東京大会。
東京大会でいきなり3位になって「あれ、これ結構いけるんじゃないか?」と思ってそこからハマりました(笑)。

2016年にはキングオブフィジークに出場したのですが、まだ大会の経験も少なく、今のの体で勝負した時にJBBFではどんな評価をされるのかよく分からず、力試しのつもりで出場したら、なんといきなり総合優勝。

 

──いきなりの総合優勝ですか!その時はどんな気分だったんですか?

「え〜!」って(笑)。自分でもびっくりしました(笑)。
「デビュー戦でいきなり総合優勝!?」って。

フィジークという競技が好きになったのはそこからですね。

 

──なぜいきなりの大会で優勝できたのでしょうか?

そうですね。
本当に自分の体質っていうのは結構カットが深くなりやすい体質で、体格的にもメンズフィジーク向きだったんです。
これは授かり物というか、すごく遺伝的なものなんでしょうね、おそらく。

 

──そこからはずっと勝ち続けていったんですか?

いえ、そんなことはありません。
オールジャパンで優勝した後に世界選手権に行ったんですけど9位だったんです。

で、そこですごく痛い思いをして。いやもう全然でした。

そこからさらに本気でトレーニングをして、食事のことや体づくりのことをいろいろ勉強しましたね。

翌年もオールジャパン優勝してまた世界選手権に行ったんですけど、その時も残念ながら7位で。
それでもやっぱりファイナルに行けなかったっていう悔しさがありました。
(※ファイナルに出られるのは6位以内からのため)

さらにその翌年、最初の2年でいろいろ学んだことを生かして次はこうするっていう自分のシナリオはありましたが、2位でした。優勝したのは寺島遼くんでした。

その年はアーノルドクラシックヨーロッパにも出ましたが、そこでも準優勝で。
マスターズではオーバーオール優勝したので嬉しかったのですが、個人的にはマスターズで勝ってもまだ甘いなっていう気持ちがあって。
今48歳だからマスターズで当然なのですが、年齢関係なくして色々な相手と戦って結果を出してこそ、真の強さかなと。
まだ世界選手権では2位しか獲っていないので、真の目的は果たしてないんですよね。

なのでまだまだ頑張らないとなっていう感じです。

 

──なるほど。ちなみに世界大会は日本の大会とは結構雰囲気は違うんですか?

そうですね。結構雰囲気は違います。
出場する選手は、それぞれの国を背負ってきているので。

最初にホテルにチェックインするんですけど、各国の選手で固まってそれぞれが国のジャージを着ています。

食事の時なんか、選手向けのパサパサの無味チキンとかライスとか並んでいるのを取っていくんですがそれはなんとも言えない不思議な空間というか、普段味わうことのない空間ですね。
そこから実際は大会当日ステージに分かれて賑やかにっていう感じです。

日本チームとしてはチームで力を合わせて勝利しようっていう感じなので、カラーリングとかパンプアップとかをみんなで協力してやりますね。

で、これは日本の大会と結構違うところなんですけど、世界選手権はカテゴリーごとに予選からファイナルまで一気にやるんですよ。
日本では初めにすべてのカテゴリーの予選ををやってから、セミファイナルというように「”メンズフィジーク予選”→”ボディビル予選”→”ビキニ予選”」というように進むと思うんですね。
ですが、世界選手権は、「”メンズフィジーク予選”→”メンズフィジーク セミファイナル”→”メンズフィジーク ファイナル”→”メンズフィジーク表彰式”」っていう感じで、まずはそのカテゴリーだけをやって終わらせてしまうんです。

 

──表彰式まで行うんですか?

はい。そうなんです。
2時間くらいで終わっちゃいますね。

 

──それは、選手としてはどう思うんですか?

僕ら選手としてはその時間に集中するだけで良いので楽と言えば楽ですね。

パンプも何度もする必要ないですし。
日本大会はどうしても予選をして、3時間後にまたパンプしてっていう感じなので、それと比べると負担は減りますよね。

 

──となるとその一瞬だけ集中してあとは気楽でいられるんですね

そうですね。
ただ、自分のカテゴリじゃない時は他の日本選手の手伝いをしているので気を抜けるわけではないですが。

でもすごい効率がいいですよね。

 

──よく海外の大会はスケジュール通りに進まないと言われますが実際はどうでしたか?

そうですね。大体その通りに進まないです。
そもそも予定通り進むと思っていない方が良いですね。

なので自分のひとつ前のカテゴリーの選手なんかを見て「あ、そろそろパンプしようかな」というような感じで準備をしています。

 

──評価の基準も日本と海外での違いはあるんですか?

そうですね。世界選手権は「フロント」しか見てないんじゃないかと思います。
人数が多いので「サイド」と「バック」を見ている時間がないというのも大きいんだと思いますよ。

日本だとサイドポーズとかも結構重要だったりするんですけど、世界選手権では遠目でフロントを見て決めるっていう感じですね。

なので基本的にはフロントポーズでいかに胸肩を大きく、ウエストを細く綺麗に見せられるかが世界大会では重要なポイントになります。

 

──田村選手はかなりポージングにこだわっている印象があるのですが、細かい部分でもかなり審査は変わってきますか?

そうですね。やっぱり、やるのとやらないのでは大きく変わってくるなと。

そんな小技を使わなくていいぐらいちゃんと筋肉つけろっていう話だと思うんですけど(笑)。
でも自分は他の選手に比べるとやっぱりちょっと筋量が足りない方なので、どういう風にポージングしてどういう風に大きく見せるかっていうのは重要なんですよ。

なのでそういった自分の弱さを隠すテクニックていう意味では変わってきますね。

それ(細かいポージング)を入れるのと入れないのでは見え方が違うので。
審査員も判断するのは一瞬ですからね。
(重要なのは)勝負どころでどう良く見せるかで。

いろんなかっこいい動きを入れたポージングとか、つなぎでかっこいいポーズを入れたりする選手もいるんですけどこれは本当におまけなんですよね。
審査員はそこの流れを見ているわけではなくて、結局のところ規定の4ポーズの止まった瞬間を見ているので。
そこの瞬間どれだけキレイな逆三角形を作っているか、どの角度から見たときにどれだけ綺麗な逆三角を作れるか、かなと。

 

──田村選手は筋量が少ないと言っていましたが、お腹の締まりに対する胸の張り出しなんかは他の選手よりも圧倒的にあるように感じました。それに関しては何かやってきたことなどはありますか?

確かに、サイドでの胸のボリュームは結構ある方ではあります。

でも多分それはあれですね。
昔、結構ベンチプレスしかしてなかったんですよ(笑)。
それが大きいんじゃないかと。

 

──なるほど。ちなみにフィジークにおいて腹筋を太くするのはよくないことだと思うのですが、腹筋を太くしないようにする方法などはありますか?

そうですね。
いろんな説を言う人はいるんですけど、やっぱり腹圧が強くかかるような種目をやってしまうと腹筋は太くなってしまうんですよね。

ならないって言う人もいるんですけど、自分の経験では、デットリフトなんかをやった時にウエスト周りが変わってきた感覚があったので。
今はできるだけ、腹圧をかけるような種目は本当にやらないようにしています。

バーベルスクワットもやってないですね。
背中もベントオーバーローをやるなら、ハンマーストレングスのローイングをやったりします。

それ(腹圧が入るとウエストが太くなること)が正しいかどうかはわからないですが、今までの経験上は太くなるかなと思います。

なので、フィジーカーが床引きのデッドリフトをやったりすると思うんですけど、その目的がどこにあるのかがよくわからないなとは思いますね。
中にはいくらデッドリフトをやってもウエストが太くならない人もいるんですいけど、私は太くなるのでやらないようにしています。

 

──腹筋はどのようにして鍛えるんですか?

腹筋系のトレーニングはどちらかと言うと、クランチ・シットアップなどの表面のトレーニングというよりかは、内側を鍛えるドローインやブリージングなどの呼吸系トレーニングを入れたりしています。

あとはウエスト周りの筋肉をほぐすというところでいくと、ストレッチとかリリースとかをしますね。

 

──田村選手がこの人の体良いなと嫉妬したはいらっしゃいますか?

中国の Liu Mao Yi 選手ですね。

eastlabs.skより

IFBB Elite で3年連続で世界王者の方なんですけど、この方の体は本当にすごいです。

体全体のバランスが素晴らしくて、モンスターですね。
モンスターって言っても、エリート側なのでナチュラルですよ(笑)。

それとカットの深さがとんでもなくて、筋量も半端じゃない。
やっぱり、日本よりも人口がはるかに多い国を勝ち抜いてきた方なので、すごいです。

 

──ここからは視聴者さんからの質問になります。まず一つ目なんですが、最近話題となっている追い込みすぎない方法についてどう思いますか。

筋トレ歴によっても変わってくると思います。

まだ筋量が少ない若い時はそんなに気にしなくても良いと思います。

トレーニングって、物理的に筋肉に刺激を与えるっていうことにプラスして、脳に強い刺激を与えることも重要だと思うので、ある程度の負荷を与えていく必要はあるんじゃないかな〜とは思っています。

曖昧な答えですみません(笑)。

 

──コンテストに出場するにあたり”絞り”の合格基準はどちらでしょうか?

これは、人によりますね…。
私の場合はですけど、あえて絞りすぎないようにしています。

というのも、鏡の近くで自分の姿を見たときに「あ、結構バルキーだ」と思っても、ステージまで離れると小さく見えてしまうもので、自分が思っている以上にバルク感を出さないとそもそも勝負にならなかったりするんです。

絞りにこだわりすぎてしまうと、バルクがなくなってサイズの部分で勝てなくなってしまうんですよね。

私が2016年と2017年の世界選手権も絞りにこだわりすぎてバルクがなくなったせいで、お箸にも棒にもかからなかったんです。

なので翌年は、もう少しバルクを残そうと思ってボディメイクをしたんですよね。
結構脂肪がつまめるくらいに(笑)。
そうしたらそれがうまくハマって、2018年と2019年は上手くいってマスターズでも総合優勝できたっていうのがありますね。

 

──なるほど。でももちろん全員が全員その方法をできるわけではないですよね?

そうですね。
これができたのは、僕が脂肪がある程度乗っていてもカットが消えない特殊体質だったからというのは大きいです。

(脂肪が)つまめるんだけど、元々カットが深いので大丈夫でした。
シンプルに言えば、バルクと絞りでバルクを取ったっていう感じですね。

 

──減量期と増量期はどんなものを食べていますか?

増量期に関しては比較的あまり考えていないですね。
揚げ物とかはそんなに食べないですけど、そこまで気を使ったりはしていません。

減量期に関しては近くのシュハスコ屋さんからローストビーフ譲っていただいて食べたりとか、赤身肉をよく食べますね。あとは野菜と。
赤身肉はもりもり感があって食べ応えがあるので。

結構痩せやすいので、他の人よりも減量は簡単だと思います。

 

──逆にバルクアップが苦手とかありますか?

バルクアップは苦手ですね。
食べる事が得意な方ではないので、バルクアップはかなり苦労しました。

バルクアップの時は高タンパクで、炭水化物はバンバン食べるようにしています。

 

──減量について、ケトジェニックについてはどう考えていますか?

2015年にベストボディに出たときにケトジェニックをやったんですよ。

あれをやると調子良いんですよね。頭が冴えるので。

ただですね、(ケトジェニックをしたときの)筋肉は付きにくいです。
筋肉の張りが足りませんでした。

 

──田村選手は基本的に減量幅がかなり少ないと思いますが、今までで一番減量幅が大きかったのはどのくらいですか?

一番大きかったのは、69キロから62キロまで落としたときですかね。

減量幅は7キロで、絞りにこだわった2016年の世界選手権でした。
全く評価されなかった大会ですね(笑)。

それから絞りすぎないようにして評価されるようになったので、もうここまでやることはないかと思います。

 

──疲労回復のために取り入れているサプリメントはありますか?

グルタミンはよく取っていますね。

あとはCBDオイル。
これはいいんですよ。

トレーニングしてると筋肉痛で寝苦しい時ってありません?

 

──あります!

多分これってトレーニングしてる人は良くあると思うんですけど、CBD(オイル)を摂って寝ると、ぐっすり寝れるんですよ。

筋肉痛がなくなるというよりかは、寝苦しさがなくなります。

 

──結構変わりますか?

結構変わりますね。
翌朝の回復力が全然違います。

ちゃんと睡眠が取れているので、疲れが取れた感がかなりありますよ。

トレーニングして疲れるけど、これでコンディションが上がるっていう良いサイクルになるんです。

 

──なるほど、他にも何かありますか?

あとは、これは使っているトレーニー多いと思うんですけど、伊藤超短波という会社が出している「AT-mini personal」ですね。

これあの、疲労回復の機械なんです。
EMSのような強い電流ではなくて、結構微弱な電流波なんですね。

これをトレーニングをした夜に貼って寝ると結構違うんですよ。

オリンピックのトップアスリートも使っていうんですけど、回復にかなり差が出ます。

年齢的にも回復にはかなり力を入れているので(笑)。

 

──弱点部位の克服方法はなんですか?

これはかなり研究しましたね。
で、これって人によってかなり違うと思うので一概には言えないことだと思うんです。

例えば三角筋が弱い人がいたとして、じゃあサイドレイズをやったとしましょう。
ただやっぱりサイドレイズも人によって効くけど、効かない人もいます。

実際、僕はダブルハンドのサイドレイズは僧房筋にしか入らないので、全くやってないんですよね。
でも肩は大きくしたい。
となるとやっぱり研究して自分の一番効くトレーニング方法を見つけ出して実践するしかないってなるんです。

僕はそれで見つけました(笑)。

 

──となると、これをやった方が良いというのはなく、自分に一番合うトレーニングを探して行った方が良いということになりますかね?

おっしゃる通りです。

トレーニング法は人によって千差万別です。
「これが良い」とか「あれが良い」という話をして良いのかすらわからないくらい人によって違います。

これを見ている方はトレーニングが大好きな方ばかりだと思うんですけど、トレーニングにおいてはそんなに人の意見に左右されなくても良いと思います。

自分の体を一番知っているのは自分自身なので、自分のやっていることに自信を持って良いと思います。
自分の体のことを一番気にしている自分ですし、トップ選手の真似をしたらその人の体になれるわけでもないですから。

これが私の言える最大のアドバイスです。

 

──トレーニングのボリュームはどのくらいでしょうか?

1時間半はやりますかね。何もなければ。

でも最近はその中でも、ストレッチ・コンディショニングに30分くらい使います。

なので実質1時間くらいになりますかね。

トレーニングの総セット数は20セットくらいです。
1種目はだいたい5〜6セットで3〜4種目くらいやりますね。

インターバルに関してはどのくらい筋トレの時間が取れるのかにもよりますけど、大体2〜3分はとりますよ。
大筋群ならやっぱり長めですし。

 

──トレーニングにおいて重要なのはどんな部分だと思いますか?

どんな種目をやるのかも大事ですけど、重量設定も結構大事だと考えてます。

今日は高重量の日、中重量の日、低重量の日っていう感じで。
あとは、今日は低重量から高重量になるようにセットを組むだとか、高重量から低重量になるようにセット組むだとか。

そんな感じでいろんなバリエーションを持たせてやるのが重要ですよね。

僕は基本的には毎回バリエーションを変えていますよ。
常時入れる種目もあるし、変える種目もあります。

筋肉もそうですけど、脳も刺激に慣れてしまうので。
いかに脳に「筋肉をつけないとまずい」と思わせるかが重要ですからね。

じゃないと筋肉がつかなくなってしまいます。

 

──田村選手は仕事もバリバリされていると思うんですけど、仕事と選手をここまで両立できているのには何か理由があるんですか?

仕事と選手の両立うまくこなしてます!

と、言いたいところですが、

正直、大会前は仕事に身が入らないですね。
もう大会の方に気を取られてそれどことじゃないです(笑)。

「大会前でも仕事に集中」っていう理想論もあるのですが
実際は理想通りにならないですね(笑)。

でも皆さんそういう部分があって良いと思うんですよ。

 

──今一番優先しているのは仕事と選手だとどちらですか?

今はもう完全に仕事です。

今のITの会社は仲間3人と10年前に立ち上げて、順調に育ってくれてます。
仲間もすごくかけがえのないものになっていますし。

なので今一番優先順位が高いのは本業の仕事ですね。

 

──筋トレをしているけど大会に出ていない人は大会に出た方が良いと思いますか?

僕は出た方が良いと思います。
大会に出ることでやらなきゃいけない状況を作り出すことができるので。

筋トレをしている人の目的って、良い体になりたいが多数だと思うんです。あとはモテたいとか。
そういう良い体になりたいという目的があるのであれば、大会に出ることが一番ショートカットになると思っているので、出るべきだと思います。

例えば「大会出たいけど体ができていないから1年間大きくするためにまずは出ないで頑張ろう」っていう人もいるともうんですけど、そうじゃなくてとりあえず大会に立た方が良いと思うんですよ。
とりあえずエントリーして出まくりなさいと。

そうなると、出場するというマインドになるので、ワークアウトの質も変わってきます。

 

──ある意味ライザップ方式ですね。

そうですね。
やらなきゃいけない状態を作り出すのは大事ですからね。

 

──では最後になりますが、田村選手にとって筋トレとはなんですか?
シンプルに勝つためにやっているものですね。
 
まだ達成していない「若い人を倒しての世界一」を達成するため、その称号を獲るための筋トレです。
あとは、おじさんのモテたい願望も(笑)

 


 

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・Instagram

https://www.instagram.com/yoshi.tamura/

 

 

文・編集:月刊 MEN’s PHYSIQUE 編集部 (@gekkan_mensphysique)

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