2024年10月13日、2024年10月13日、アメリカで行われた「Mr.OLYMPIA(ミスターオリンピア)2024」のクラシックフィジークカテゴリでクリスバムステッド(Chris Bumstead)が優勝し、見事に6連覇を果たした。
2018年から優勝し続け、今回も勝利をもぎ取った。
オリンピア2024クラシックフィジークのTOP5は以下の通り。
<オリンピア2024クラシックフィジーク順位>
第1位 クリス・バムステッド(Chris Bumstead)
第2位 マイク・サマーフィールド(Mike Sommerfeld)
第3位 ウルス・カレシンスキー(Urs Kalecinski)
第4位 ラモン・ディノ(Ramon Dino)
第5位 ブレオン・アンスリー(Breon Ansley)
カナダ、オンタリナ州出身のクラシックフィジーカー。
2024年オリンピア時点での年齢は28歳で、若きクラッシックフィジーク王者として知られている。
YouTuberやスポーツブランドなどと契約するアスリートとしての顔も持っている。
クリスバムステッドが最高の体で優勝
今大会もクリスバムステッドが最高の仕上がり、そしてバランスを持ってきて優勝を飾った。
大胸筋や三角筋、上腕などの筋肉はやはりほか選手よりも大きく、肌の質感や筋肉のカットなども全てが完璧だった。
彼自身とても力を入れていた上腕二頭筋は昨年よりも明らかに成長しており、今大会で一番良い腕をしていた。
(昨年は上腕二頭筋が少し弱かった)
また、大腿四頭筋・ハムストリングスは去年に引き続きとんでもない大きさであり、筋繊維が浮き上がってくるほど仕上がっている。
昨年から他の選手がクリスとの差をどんどんと縮めてきており、中でもラモンディノやウルスの追い上げは凄まじかったため「2024年のオリンピアでは勝者が変わるのではないか?」と言われていた。
しかし前回2位のラモンは4位に終わり、ウルスなどの他の選手の力も届かずクリスが勝利した。
バックポーズでも圧倒
バックを見てみると左のマイクがとても良い背中をしており、3人の中では一番良かった。
とはいえよく見てみると、脚の太さはクリスが圧倒しており、絞りや仕上がりもクリスの方が上だった。
これをどのように評価するのかは審査員次第ではあるが、見たところ背中では「1位マイク、2位クリス、3位ウルス」という評価になっている可能性が高い。
もし、ハムストリングスとカーフを大きく審査するのであれば、順位は1位がクリスに変わるだろう。
全体的なバランスから見てクリスバムステッドが1位という評価になったのかもしれない。
そして伝説は終わりへ。
今回の大会、衝撃的なことがあった。
それは「クリスバムステッドの引退」。
優勝後、インタビューでクリスは「選手としての競技人生を引退する」と発表したのだ。
これにはクリスのファンはとても驚いただろう。
「まさかクラシックフィジークの伝説がここで終わるとは」と。
しかしクリスは、かねてより選手として過ごすことの過酷さやプレッシャーの高さなどを口にしていた。
youtubeなどでもたびたびそのことに触れていたため、今回のこの決断はかなり考えてのことだったのだろう。
世界のクリスの物語はこれで終わりになるが、今後クラシックフィジークはまだまだ進化していくのは間違いない。
今後どのようになるの楽しみだ。
文・編集:月刊 MEN’s PHYSIQUE 編集部 (@gekkan_mensphysique)
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