2024年10月13日、アメリカで行われた「Mr.OLYMPIA(ミスターオリンピア)2024」のメンズフィジークカテゴリでライアンテリー(Ryan Terry)が優勝し、2連覇を果たした。
2年連続優勝をしたのは”ジェレミーブエンディア”、”ブランドンヘンドリソン”に次ぐ史上3人目の快挙で、今年メンズフィジークのベテランがレジェンドとなった。
Mr.オリンピア2024メンズフィジークのTOP5は以下の通り。
<オリンピア2023メンズフィジーク順位>
第1位 ライアンテリー(Ryan Terry)
第2位 アリビラル(Ali Bilal)
第3位 エリンバンクス(Erin Banks)
第4位 エマニュエルハンター(Emanuel Hunter)
第5位 エドバンパルミエラ(Edvan Palmiera)
ライアンテリーが圧巻のステージング
今大会のライアンテリーも、前回大会と同様に、筋肉のバランスと仕上がりがとても良く、誰がみても納得の優勝だった。
ポージングでの見せ方や力の入れ方、身のこなしは「さすが」の一言につきる。
全ての人が見惚れてしまうほどの美しいステージングで、王者の余裕と貫禄を見せつけた。
去年を超えた?
去年、あれほどまでに素晴らしい体を披露してくれたライアンテリーだったが、今年はそれを超えたと言ってもよいだろう。
去年よりもさらに磨きがかかり、弱点のないまさに「非の打ち所がない肉体」だった。
まさに「パーフェクトフィジーク」。
それを見せつけてくれた。
バックポーズでも圧倒
バックポーズを見てみると、やはりライアンテリーの広背筋と大円筋は強い。
全ての筋肉が規格外に大きく、それでいてバランスが素晴らしい。
他の選手もライアンテリーに負けない部位はあったものの、全体的なバランスや仕上がりをみるとライアンには勝てなかった。
背中の「ボコボコ感」や「厚み」、「広がり」がもはや神の領域とも言える境地だ。
今後、これを超える背中を持つ選手が現れるのかどうかは想像がつかないほどである。
もちろんフロントポーズでも他を圧倒しており、クラシックフィジークのクリスバムステッドのように「絶対王者」になる可能性もかなり高いと言えるだろう。
今後メンズフィジークは戦国時代へ…
今回のオリンピアでは、ライアンテリーが脅威の2連覇を果たしたが、アリビラルやエドバンパルミエラと言った新しい選手が上位入賞してきており、今後がとても楽しみになってきた。
今後しばらくはライアンテリーの時代が続くだろう。
しかし今後、新興勢力の選手によってライアンテリーが王座を奪われる可能性も大いにある。
体重制限の追加もあり、メンズフィジーク戦国時代が幕を開けるかもしれない。
文・編集:月刊 MEN’s PHYSIQUE 編集部 (@gekkan_mensphysique)
コメントを残す