Empty amino acid の略。必須アミノ酸。
おもにサプリメントとして摂取されることが多い。
サプリメントとしての効果
EAAは筋肉の分解を防ぐ効果がある。
基本的にトレーニングなどで血中のアミノ酸濃度が下がると筋肉を分解して血中にアミノ酸を送るようになるのだが、EAAを摂取していればアミノ酸濃度が下がりにくくなるため、トレーニングによる筋肉量の減少を抑えることができる。
また、減量中などエネルギー不足の時も同じように血中のアミノ酸濃度を上げて筋肉の分解を防ぐことができる
そのため、トレーニング前・トレーニング中や減量中の間食としてEAAを摂取するトレーニーも少なくない。
BCAAとの違い
BCAA(Branched Chain Amino Acid)との違いは、含まれるアミノ酸の数にある。
EAAは前述の通り、必須アミノ酸9種類(イソロイシン、スレオニン、トリプトファン、バリン、ヒスチジン、フェルアラニン、メチオニン、リジン、ロイシン)すべてのことを指す。
それに対しBCAAは必須アミノ酸の内のバリン・ロイシン・イソロイシンの3つのことを指すため、BCAAはEAAの中に含まれていることになる。
こう聞くとBCAAを摂取せずにBCAAだけを摂取すれば良いように聞こえる。
実際2つの効果もかなり似ている部分があるためそう思えてしまうが、これは大きな間違い。
筋肉の再合成を促すという効果ではBCAAの方が上であり、血中アミノ酸濃度を高めるという効果ではEAAの方が上のため、目的に合わせて摂取するのが最も効率的。
そのため、EAAでまとめて摂取するよりも別で摂取することをおすすめする。